岸田首相がウクライナを訪問、ゼレンスキー大統領と会談をしたとのこと。
アメリカのバイデン大統領が突然ウクライナ訪問した後に・・・である。
これ自体が、実に不自然でよくもこのタイミングで・・・違和感を感じるのだが、皆さんはどう思われますか? 物真似・猿真似とも思うし、また両者ともに自身の立場を何とか維持するための売名行為とも感じるのは考え過ぎだろうか。
更に岸田首相はお土産として「必勝しゃもじ」を持参したという。
これは、常識的(?)に考えて実に不愉快と言うか、軽率の極みではないかと感じる。
必勝しゃもじはがよく見られるのは、選挙や高校野球など「勝ち・負け」「勝敗」が結果としてある時に必勝祈願的な意味合いで使われると理解している。
確かにウクライナとロシアは戦争状態にあると言っていい。戦争であるならば勝ち・負けはある場合が多い。そもそも、日本は第二次世界大戦では「敗戦国」として位置づけられている。
とすれば「必勝しゃもじ」は、「頑張って戦争に勝ってください」という意味合いにとれると理解するのは不自然だろうか? 私のような凡人には至って普通の感覚ではないだろうか。
しかし、今の国際関係において戦争に加担することは「戦争当事国」となることになるので、少なくともそのような立場にはないことを微妙に明確にしておくことが大切だと思う。
米国やEU各国がウクライナに武器供与をしても、それは「勝つ」ためではなく「防衛」のためという大義名分は降ろさないと思う。すなわち「戦争に勝つ」というスタンスとは微妙に立場を変えて「関わる」なかで「和平を目指す」という大義をキープする。
こう考えると、「必勝しゃもじ」は手土産に渡すのは、余りにも不適切であり軽率の極みだと考える。
岸田首相の言い訳は「広島の名産品を持参し渡した」と言うことらしい。ならばもみじ饅頭で良いではないかと嫌味を言いたくなるくらいくだらない言い訳と思う。
岸田総理大臣の言
「ウクライナの方々は祖国や自由を守るために戦っておられます。こうした努力に対してわれわれは敬意を表したいと思いますし、わが国としてウクライナ支援をしっかり行っていきたいと考えております」
「外交の慣例として地元名産のお土産を持参するのはよくやる」
この言葉をこのまま受け止める人は決して多くないと思う。
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