飼い猫のモンちゃん(白黒)が逝ってしまった。
凡そ15歳、ネコカリシウイルスに感染して、獣医からもこれは治癒はしないと言われていた。
彼女(メスネコ)との付き合いは僅か10カ月程度だったが、この間も体調がよくなったり悪くなったり、春先は結構元気だったけれど暑い夏場にはもう先は長くないかもとまで考えた。
その後、8月に引越しで福岡から長野にネコも移動。
長野に来てからは思った以上に元気で、老ネコながら可愛い顔で餌をねだってきて家族を笑顔にしてくれることもしばしば。再び元気がなくなってきたのは11月頃から。餌は良く食べていたがどんどん痩せてしまい体力が落ちてきたのが判るようになった。
12月に入ると歩く姿もヨタヨタと弱々しくなり、時々、トイレを阻喪してしまうようになった。
逝くまでの最後の二日間は餌を食べなくなり、一気に元気がなくなった。
12月14日の午前2時ころだったろうか、いつもベッドの上で一緒に寝ていたが耳元で引っ掻くような音で目が覚めたら枕もとでモンちゃんが横たわっていた。苦しくてヘッドボードを引っ掻くつめの音だった。その数分後、最後に2~3度大きく息をして逝ってしまった。
まるで逝く直前に私たちを起こしてくれたかのような逝き方だったと感じた。
全く警戒心を見せず、人に触られたり撫でられたりするのが好きだった。でもどこか頑固でマイペースだった。家内はいつも膝の上に載ってくるモンちゃんを可愛がっていたので寂しそうにしている。
残念ながら代わりに私が膝の上に乗るわけにはいかない(笑)
モンちゃんの亡骸は庭の木の根元に埋葬している。最近の寒波で今はその上に真っ白な雪が積もり、目印に置いてある鬼瓦も雪に埋もれて見えない。
もう一匹、ふぃふぃという10歳のメス猫がいる(キジトラ)。モンちゃんのことが大好きでいつもモンちゃんを探してウロウロし、見つけると傍に座り込んでじっとしていた。モンちゃんロスになるのを心配していたが幸いなるかなその様子はない。
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